「覚えるべきルール(公式であったり、規則など)をなるべく少なくし、多くの問題を解けるようにする」というのは勉強の理想です。しかし、勉強の苦手な子にとって「ルールの少なさ」は、一見楽なような気がしますが、むしろ逆であり、苦しめる結果になることがあります。なぜなら一般に、ルールが少なくなればなるほど、使う側に「工夫」や「物事を抽象的に考える力」が求められるからです。これは「応用力」に繋がっていきます。抽象力が鍛えられていない生徒は、すべてが個別的になり、初見問題に対応できなくなります。一朝一夕で身に付くものではありませんが、解決させ次のステージにいかせたい。そう考えています。