「偏差値」を上げるためには、初見問題にどう対応できるかが重要である。
問題を見て、「あ、ここに補助線を引いて…」とか、「一次関数の傾きが3と-1/3だから、垂直に交わっているな」などと判別する力が必要。そうした判断力を鍛えるためには、結局は1問1問の演習を大切にするしかない。「この手の問題ではこうする」という勉強法だと、いつか限界が来てしまう。「型」をつくることは非常に大切なことであるが、デメリットは、その型にはめ込もうと考えずに「作業」になってしまうことである。類題演習は必要であり、有効である。しかし、そこから応用力へレベルアップさせるには、1問1問大切に演習をし、「なぜ」と考えることが条件。それこそ1題1題丁寧に解かないと、模試で巡り合った良問を気づかないまま通り過ぎてしまう。とにかく丁寧に取り組んでいきたい。