宇宙飛行士の山崎直子さんが引退というニュースを聞き、そもそも人類はなぜ月面に降り立つことが出来たのだろうかと考えてみました。『科学技術の進歩』・・・多くの人はこう言うであろうし、私も当然だと思います。しかし、科学技術の進歩に任せているだけでは数十年も昔に達成することなど出来なかったハズではないのでしょうか。では何がポイントなのか?当時アメリカは冷戦状態にあったソ連(現ロシア)に宇宙開発において初の有人ロケット打ち上げ成功を譲ってしまいました。そこでアメリカのケネディー大統領がアポロ計画を発表し「1960年代中に人間を月面に着陸させる」と宣言したのです。当時の技術からすれば非常識とも言える内容であったようです。しかし、1960年代中にという期限が付いた目標が不可能を可能にしたのではないかと私は思います。これはあらゆることにおいて重要なことです。受験生もそうです。頑張る前に多少無理と感じることでも具体的な目標を掲げ、それに向かって突き進むということを、“するか、しないか” それが生徒の成長の度合いに大きく影響するからです。
だから、生徒には自分の可能性を信じて大きな目標を立て、その目標に向かって力強く歩んで行くことが本当に重要だと知ってほしいと思います。