生徒が実際に「自力」で問題を解けるようにするために、先生の立場として注意すべきことは、解説過多の授業にならないようにすることです。
「わかる」と「できる」は別物であり、だからこそ、その後(演習問題)に結びつくような解説を心がけるべきであると思う。
最終的に生徒には「できる」ようにさせなければ意味がないから…当たり前ですね。
解説する内容が「10」あるとしたら、まずは3割程度に抑え、残りの7割は、問題演習の中で理解していくのが理想だと思っている。最初から「10」理解させようとすると、1回の解説がどうしても長くなり、それが結果として、わかりにくくなってしまうことがある。しかも生徒に「受け身」の姿勢が身に付いてしまう危険性もある。先生が“主役”になるのではなく、あくまでも生徒が出来るようになることを中心に考えないといけない…。
かと言って演習ばかりに特化してしまうのも違うので、その辺りの絶妙なバランスがとても大切だろう。