世の中はかなり便利になり過ごしやすくなった。便利さが生活に浸透し、この便利さなしでは生活することが困難になっている。しかし、この便利さを享受するのと引き換えに人類が手にした副作用は多々ある。環境破壊であったり公害であったり…これは教育業界においても同じではないだろうか。教材にしても映像授業にしても とても見やすく短時間で飽きが来ないように工夫されている。しかしこれが行き過ぎてしまうと当然副作用が出てくる。これは「生徒側」だけでなく「講師側」にも当てはまる。創意工夫をして学ぶ(学ばせよう)という「土壌」がなくなり、また基礎学力という「地盤沈下」が起こり、なによりも直ぐに結果がほしいという「空気」になりつつなってくるのではなかろうか…。これでは「考える力」「判断する力」「嫌なことでも取り組める忍耐力」などは育たない。本当にその子にとって必要なものは何なのかをもう一度考えないといけないと思う。考えていこう。