「環境」で人は育つ。よく聞く言葉です。よく聞く言葉ということは、実際にそれを経験された方も多いということだと思います。この言葉、言い方を変えれば「その環境」で人は悪くなる、「その環境」でダメになるともいえます。また、よく「意識を変える」ことで良くなるとも言われます。そして変えるためには大きく2つあります。1つは、物理的なものです。(今いる環境を変えてみるなど。)もう1つは、内面的なものです。…優勝できるなんて、夢のようです。このようなコメントがスポーツやテレビで流れることがあります。これは社交辞令みたいなものです。天変地異や突然の病気以外は自分の想像を超える自分になることはありません。夢のようです…は、夢ではなく、少なくとも自分で思い描いていたり、目指していた姿です。人間は、どこかにストッパーがあります。「これ以上は無理だろう」という思考や想像の限界を見つけてしまいます。例えば、英単語10個を何分で覚えられますか?と聞いて「15分」と答えた生徒に「じゃぁ、8分で!」と言って勉強させると、案外できたりします。
自分の中の限界は「実は限界ではない」という認識を持つことは大切です。これが内面的なものです。内面的なものは抽象的になりますので解決したという感覚が分かりにくいところもあります。また限界を超えるのは、何も何十時間も勉強することだけではありません。自分の想像になかった考え方、技術、方法を学ぶことでも限界は超えられます。【どうやって超えさせたいか】で考えてみてください。