問題が解けない時、「習ってない」と漏らす生徒は結構多いです。「習っていない」と漏らす子は、「勉強は誰かに教わるものだ」という意識が強く、依存心が強いので要注意です。学力が伸び悩む生徒の中に、「学校のペース」が絶対的な基準であることが多く、学校の進度以上の内容に関しては、「学校で習っていないことはできなくてもしょうがない」という思考過程に陥ってしまう傾向があります。よく言えば「真面目な性格」と言うことができると思います。
日本社会では「出る杭は打たれる」と言われることもあるように、上から言われた以上のことはやってはいけないという自制心が働いてしまうのかもしれません。しかし、学力を大幅に伸ばそうと思ったら、どんどん前に出る必要があります。依存心から脱却できない限り、1を聞いても1以下のことしか身につきません。一方、学力が伸びる子は、1を聞いて、その関連知識もどんどん自分で積極的に勉強していくので、1を聞いて10のことを身につけていくことができます。
さて新学期、どんどん「出る杭」になって周りを驚かせましょう!!