新中学1年生は来月には初めての中間テストがあります。定期テストは、試験前までの確認テストです。
そこでまず大切にしてほしいのは教科書です。これは当たり前ですね。しかし、学年が上がるにつれ、試験範囲表には教科書ページが載っているのに、授業中にやったプリントだけを取り組んだり、プリント中心に取り組む生徒がいます。この取り組み方は危険です。余りにもそれに頼り過ぎてしまうと、そこだけをやればいいのだと思い込むようになっていきます。言い換えれば、「出る所だけやればよく、出ないものは一切やる必要がない」という考えに、染まっていってしまうことです。学校で習った知識が“出る”、“出ない”の判断だけで、簡単に選別されてしまいます。怖いのは、範囲表に書かれていない内容は重要ではないと勘違いすることです。その試験では出題されなくても入試では、しっかり出る。勉強とは、定期テストのためにあるのではありません。普段から教科書を大切にし、迷ったら何度も見直し(読み直し)戻りながら力を蓄えるようにすることが肝要です。