体験授業は、「塾との相性」だけでなく、「生徒自身の力を見る」という面も持っている。体験授業を通して、生徒自身の現時点での理解度や勉強姿勢をある程度見ることが可能だ。
はじめに少し会話をしてみることで、返事の仕方や会話力を見たり…
また、間違った問題の解き直しや解答を直す際の記入の仕方にも注意が必要である。
たまに蛍光ペンをつかって、間違った解答の上から正答を書く子がいる。これでは後から見てよくわからない。こうした丸付けの仕方も修正していく。
そしてちょっと様子を見ながら、学校の話をしてみる。その中でサラッとテストの点数を聞いてみることも忘れない。今の時期なら、3学期の成績を確認してみる。すると、自分の成績を覚えていない子もいる。「全く覚えていない」と言う子もいたり…
これは、まずは意識改革をしないと、塾に来ても点数が変わらない可能性がある。なぜなら自分自身の成績に興味・感心がないからだ。
(これは定期テストの答案をなくした場合や捨てている場合も同じである)本人が意識しないと成績が上がるまでに相当時間がかかってしまう…
しかし、お預かりしたからにはらとにかく成績を上げるために全力を尽くす。
本当の勝負は、入塾した後から始まるのだ。