「わかる」から「できる」
これは、時に順番が逆になることもある。
とりあえず「解ける」し「できる」という状態。
「九九」などは典型で、とりあえず「九九」だけは言えてしまう。
理屈は後から段々と分かってくるという場合が多い。
授業は「わかる」から「できる」の順序で進めるが、
あえて「できる」から「わかる」の順序にひっくり返すことがある。
たとえば、中1の数学(文字式・式の計算)に「同類項をまとめる」がある。
これなども詳しい説明をごちゃごちゃするよりも
5a+2a=7a
5a +5a=10a
8a+4a=12a
6a-4a=2a
8a-7a=a
などと、5つほど例示して,「確認して」の一言で済む場合もある。
最初からあまりに多くの説明を行い理解させようとすると、かえって分かりづらくなってしまうこともあるので、あえてこうした説明を行うケースもある。
「できる」から「わかる」の順番で指導することも状況に応じて必要だと考えている。