今学期を振り返り、今回初めて450点超えをした生徒、400点を超えた生徒、成績7個上がった生徒、理科の成績で「2」を取ったことのある生徒が「5」になったなど…十人十色でいろいろな状況があります。
このように上がっている生徒が初めから順調だったか…というとそうではありません。1年生だったとき1学期期末テストで217点を取った生徒がいます。その当時、自己流でやり(途中式も書かず答えのみ等)、指定回数を繰り返しすることなく、解き直しもしていない…状態でした。勉強はとてもめんどくさいものだという意識があったのだと思います。10回、100回と言い続け自然と心の向きが変わるように…「丁寧に」「めんどくさがらずに」「きちんと」これを継続的に行うことが大切です。やる気が出てこない日や、やる気のない時間に、あえてやることに価値があります。それが出来れば、一流です。
「面倒だなあ・・・」と頭に浮かびそうになったら、無理矢理にでも机に向かい、行動に移していく。最初は当然しんどいものです。ですがこれを続けると、ある程度ですが「習慣化」します。その結果今回、やっと実を結び398点の点数を取りました。
最初に挙げた生徒たちと比べ400点に届いていませんが、本当にうれしいものであり、頑張ったのだと感じます。自信にもつながります。勝負のポイントは、結果が出るまで努力を続けることが出来るか・どうかのただ一点です。どうしても私たち大人は「勉強しなさい」と行動を変えさせようとしますが、本人の「思考パターン」へも切り込まないと何も変わりません。勉強ができるようになるには「心の向き」を変える必要があります。その「向き」が変えられるように導くことが塾の一番の仕事なのかも知れません。日々の小さな積み重ねが、大きな差を作り出します。