生徒の様子をみていると「これは単なる作業になっているから違う問題になったらできなくなるだろう。」とか「時間意識をもっと持たせないと、試験時間内に終わらないだろう。」などと、色々な予想が頭の中に浮かんでくる。
そして、そのどれもが想像というわけではなく、大体予想通りになってしまう。
ただ、それをすぐに直すのは簡単であるが、あえて「失敗させる」「待つ」ということも同じくらい大切なことだと考えている。定期試験の結果を追い求めるあまりついつい早めに欠点を直そうとしてしまい生徒自身の考える時間を奪ってはいけない。
もちろん早めに修正した方が良い場合もたくさんある。しかしそうではなく、あえて一度「待つ」ということも重要だと思う。失敗して一度立ち止まることにより、そこから成長するということもある。もちろん、失敗させっぱなしではいけない…指導する側がきちんと生徒の状況を把握しておき、その失敗をどのようにして次に繋げコーチングしていくことが とても大切なことなのだろう。